WR36DE vs WR36DA
ハイコーキ 36V の「12.7mm 角 高トルク vs 19mm 角 フラッグシップ」
結論:WR36DE と WR36DA、どちらを買うか
- 価格差 本体のみ WR36DE(NN) 約 ¥29,945 vs WR36DA(NN) 約 ¥50,000〜60,000 で +¥20,000〜30,000 差。フルセット(WR36DA(2XP))は ¥80,000〜100,000 と一段高く、WR36DE はフルセット型番が無いため電池・充電器を別途揃える前提です。
- 性能差 最大締付 +470 N·m(WR36DA 1,100 vs WR36DE 630)、対応ボルトは普通で WR36DA M16〜M30 / WR36DE M10〜M24、高力で WR36DA M16〜M24 / WR36DE M10〜M20 と WR36DA の方が「上限」が明確に上。質量は WR36DE 2.7kg vs WR36DA 3.8kg で −1.1kg と WR36DE が軽量。
- 互換性 両機ともハイコーキ マルチボルト電池(BSL36A18 / BSL36B18 / BSL36A18BX 等)を共通使用可能。同じシリーズなので持っている電池を完全共有でき、本体だけ買い足す運用がしやすいです。
同じハイコーキ マルチボルト 36V シリーズですが、角ドライブとトルク帯で完全に別物です。WR36DE は 12.7mm(1/2")角・630N·m / 緩め 900N·m の高トルクモデル(2.7kg)で、足場・タイヤ・整備の M20 高力までを軽快にこなす。WR36DA は 19mm(3/4")角・1,100N·m の 19mm 角フラッグシップ(3.8kg)で、M24 高力以上の鉄骨建方・建機整備向け。
選び方の軸:「19mm 角ソケットを使う作業があるか」がすべて。M22 以上の高力を扱うなら WR36DA、それ以下中心なら WR36DE。プロでは両方持って現場で使い分けるパターンもあります。同じマルチボルト 36V 電池が両機で共通使用できるのが大きな強みです。
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30 秒診断
- Q1 主に締めるボルトのサイズは?
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スペック早見表
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※ ハイコーキ公式仕様(hikoki-powertools.jp)。質量はそれぞれ BSL36A18BX / BSL36A18X 装着時。WR36DA の最大緩めトルクはハイコーキ公式で締付トルクのみ公表のため「公表なし」と記載。HiKOKI TOOLS アプリ連携のフル機能は Bluetooth 蓄電池 BSL36A18BX 装着時のみ。両機ともマルチボルト電池を共通使用可能で、シリーズ内乗り換えはスムーズです。
WR36DE と WR36DA を分ける 6 つの軸
取り回し・軽さ
WR36DE の勝ち(明確に差) 2.7kg vs 3.8kg・全長 −52mm、軽さで WR36DE が圧倒
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質量は WR36DE 2.7kg vs WR36DA 3.8kg で −1.1kg 差。全長も WR36DE 169mm vs WR36DA 221mm で −52mm 短い。19mm 角クラスの WR36DA は両手で支える必要がある重量級で、上向き作業・狭所では明確に不利。WR36DE は 12.7mm 角クラスでは高トルク寄りでも 2.7kg と十分軽く、足場・タイヤ・整備での 1 日連続使用に強い。長時間作業を想定するなら WR36DE 一択です。
パワー・トルク
WR36DA の勝ち(やや差) 1,100 vs 630 N·m、M22 以上の高力で WR36DA が独擅場
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最大締付トルクは WR36DA 1,100N·m vs WR36DE 630N·m で +470N·m 差。対応ボルトは普通ボルトで WR36DA M16〜M30 / WR36DE M10〜M24、高力ボルトで WR36DA M16〜M24 / WR36DE M10〜M20 と WR36DA の方が上限が明確に上。一方で WR36DE は緩めトルク 900N·m を公表しており、固着ボルトの脱着でも頼れる出力です。「19mm 角の M22 以上」が必要かどうかで分かれます。 サイズ別マトリクス: ・M12 高力:WR36DE ◎ 最適 / WR36DA △ 過剰(19mm 角) ・M16 高力:WR36DE ◎ 適正 / WR36DA ○ 余裕 ・M20 高力:WR36DE ○ 上限 / WR36DA ◎ 楽々 ・M22〜M24 高力:WR36DE × 非対応 / WR36DA ◎ 楽々 ・M27 以上 高力:WR36DE × 非対応 / WR36DA × 非対応
回転・打撃の速さ
WR36DE の勝ち(やや差) 2,400 vs 1,500 rpm、量産ナットで WR36DE が速い
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最大回転数は WR36DE 2,400 min⁻¹ vs WR36DA 1,500 min⁻¹、最大打撃数は WR36DE 3,400 vs WR36DA 2,900 min⁻¹。WR36DE の方が +900 rpm / +500 ipm 高速で、量産ナット脱着の所要時間が短い。WR36DA は重トルクをじっくり伝える設計で、本締め用途に最適化されています。足場・タイヤ・整備の「数で勝負」する現場では WR36DE の速さが武器。
電池規格と使い回し
引き分け(互角) マルチボルト 36V 電池を共通使用、シリーズ内強み
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両機ともハイコーキ マルチボルト 36V(BSL36A18 / BSL36B18 / BSL36A18BX 等)を共通使用可能で、36V / 18V 自動切替対応。同じシリーズ内なので持っている電池を完全に共有でき、本体のみ(NN 型番)で揃える運用が経済的です。HiKOKI TOOLS アプリ連携(Bluetooth)は両機とも対応で、BSL36A18BX 装着時にモード・LED 点灯時間等をカスタマイズ可能です。
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- 動作モードと操作性 WR36DA は出力細密カスタマイズが可能で柔軟
- 防じん・防水と屋外耐性 両機 IP56、屋外耐性は互角
買う前に確認:あなたの選択を後押し
WR36DE を検討中の人へ
WR36DE を選んで OK な理由
- M20 高力以下中心の足場・タイヤ・整備用途なら、3.8kg の WR36DA はオーバースペック寄りで体力的にもキツい。2.7kg の WR36DE で必要十分。
- 本体のみ WR36DE(NN) 約 ¥29,945 に対し、WR36DA(NN) は約 ¥50,000〜60,000 と +¥20,000〜30,000 差。M20 以下中心なら WR36DE のコスパが圧倒的。
- 回転数 2,400 rpm / 打撃数 3,400 ipm の WR36DE は量産ナット脱着が速い。足場屋・タイヤ屋・整備工場の「数で勝負」する現場では WR36DE の方が向いています。
WR36DE で気をつけたい失敗
- 630N·m / 高力 M20 までが上限のため、M22 以上の本締めや建機整備には力不足。用途を見極めずに「軽いから」で選ぶと現場で困ります。
- 12.7mm 角ソケットは 19mm 角ソケットと完全別規格。手持ちの 19mm を変換アダプタで使うのは強度上推奨できません。用途に合わせて専用ソケットを揃える必要があります。
- HiKOKI TOOLS アプリの細密カスタマイズは Bluetooth 蓄電池 BSL36A18BX が必要。標準のマルチボルト電池では本体動作は OK でも、アプリ連携モードは限定的です。
WR36DA を検討中の人へ
WR36DA を選んで OK な理由
- M22 以上の高力ボルトを扱う鉄骨建方や建機整備中心なら、630N·m の WR36DE では完全に力不足。1,100N·m / 19mm 角の WR36DA しか選択肢がありません。
- 19mm 角ソケット資産を持っているなら、変換アダプタ無しでそのまま使える WR36DA が用途的にフィット。WR36DE で 19mm 角を使うには別カテゴリの工具を導入することになります。
- M27 以上の大型ボルトでは WR36DA でも上限ギリギリで、それ以上は TW001G(マキタ 40Vmax / 1,350N·m)等の上位機を検討する必要があります。WR36DE は対応外。
WR36DA で気をつけたい失敗
- 3.8kg と重量級のため、上向き作業や 1 日連続使用では明らかに体力を消耗します。「19mm 角でなければならない作業の比率」を見極めて選ばないと、現場で重さに後悔します。
- 1,100N·m は M16 以下の小型ボルトでは過剰締付になりやすく、ボルト破断・ネジ山潰しのリスクあり。「弱 1」モードでも油断せず、最終締付はトルクレンチで規定値を守ること。
- インパクトドライバ用 1/4" Hex ビットは使えません(19mm 角ドライブ)。手持ちのビットでそのまま運用しようとすると失敗します。
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よくある質問
用語ミニ辞典(初めて見る言葉があったら)
- ブラシレス
- モーターの種類。摩耗するブラシがないので寿命が長く高効率
- マルチボルト
- ハイコーキの 18V/36V 自動切替バッテリー規格
- LXT
- マキタの 18V バッテリー規格の総称
- AMPShare
- ボッシュ主導のバッテリー共有規格(フェイン等と互換)
- Powerstack
- DEWALT の高密度パウチ型バッテリー
- IP56
- 防塵 5・防水 6 等級。粉塵・水しぶきに強い
- N·m
- トルクの単位。ネジを締める力の強さ
- rpm
- 1 分間の回転数
- 打撃数
- インパクトドライバが 1 分に何回叩くか(bpm)
- トリプルハンマ
- 打撃機構の方式。3 つのハンマで効率よく回す
- クラッチ
- ドリルドライバで「これ以上締めない」を機械で止める機構
- Hex
- 六角軸。1/4 インチ Hex が主流の差込形式
- 角ドライブ
- インパクトレンチのソケット差込部(1/2 インチ等)
- BSL18xx / BSL36xx
- ハイコーキのバッテリー型番。先頭が電圧クラス
- BL18xx / BL14xx
- マキタのバッテリー型番