TW001G vs TW004G
マキタ 40Vmax の「19mm 大型 vs 12.7mm スタンダード」
結論:TW001G と TW004G、どちらを買うか
- 価格差 本体のみ TW001GZ 約 ¥48,000 vs TW004GZ 約 ¥29,500 で +¥18,500 差。フルセット同士でも約 ¥20,000〜30,000 の価格差で、シリーズ内では TW001G の方が大幅に高価。
- 性能差 最大締付 +1,030 N·m と 4 倍超の差(TW001G 1,350 vs TW004G 320)、回転数は TW004G の方が +1,400 min⁻¹ 高速(3,200 vs 1,800)で、用途が完全に違うことが数値からも明確。
- 互換性 両機ともマキタ 40Vmax 電池(BL4025 / BL4040)と充電器(DC40RA)を共通使用可能。同じシリーズなのでフルセットを 1 セット持っていれば、もう一方は本体のみで揃う。
同じマキタ 40Vmax シリーズですが、角ドライブと用途が完全に違います。TW001G は 19mm(3/4") 角・1,350N·m / 緩め 2,050N·m の国内最強クラスで、鉄骨建方・建機整備など大型ボルト専用。TW004G は 12.7mm(1/2") 角・320N·m の軽量機(1.9kg)で、足場・タイヤ交換・標準ボルト整備向け。
選び方の軸:「19mm 角ソケットを使う作業があるか」がすべて。M22 以上の大型高力を扱うなら TW001G、それ以下中心なら TW004G。プロの整備士は両方持っている人も多く、現場で使い分ける運用が現実的です。
30 秒診断:あなたのケースで判定
30 秒診断
- Q1 主に締めるボルトのサイズは?
- Q2 主な作業は?
- Q3 一番重視したいのは?
- Q4 ソケット資産は何角?
スペック早見表
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※ マキタ公式仕様。質量はそれぞれ BL4025 装着時。TW004G の最大緩めトルクはマキタ公式で公表なし(締付 320N·m の最大値が中心)。両機とも 40Vmax 電池・充電器を共通使用可能で、シリーズ内乗り換えはスムーズです。
TW001G と TW004G を分ける 6 つの軸
取り回し・軽さ
TW004G の勝ち(明確に差) 1.9kg vs 3.8kg・全長 −73mm、軽さでは TW004G が圧倒
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質量は TW001G 3.8kg vs TW004G 1.9kg で 2 倍差。全長も TW001G 217mm vs TW004G 144mm で −73mm と決定的に違います。19mm 角クラスの TW001G は両手で支える必要がある重量級で、上向き作業・狭所では明確に不利。TW004G は 18V 従来機(TW300D 144mm)と同じ全長を保ちつつ 40Vmax 化した軽量機で、頭上・足元・狭所どこでも振り回せる取り回しの良さがあります。1 日続ける作業なら差は決定的。
パワー・トルク
TW001G の勝ち(やや差) 1,350 vs 320 N·m、サイズ別で「大は小を兼ねない」点に注意
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最大締付トルクは TW001G 1,350N·m vs TW004G 320N·m で 4 倍超の差。対応ボルトは TW001G が普通 M12〜M36 / 高力 M10〜M27、TW004G が普通 M10〜M20 / 高力 M10〜M16。M20 以下中心の作業なら TW004G の 320N·m で必要十分、M22 以上の高力なら TW001G しか選択肢がありません。「大は小を兼ねる」と思いがちですが、小型ボルトに 1,350N·m を使うと過剰締付・破断リスクが大きいため、用途別に分けるのが正解です。 サイズ別マトリクス: ・M12 高力:TW001G △ 過剰 / TW004G ◎ 最適 ・M16 高力:TW001G ○ 余裕 / TW004G ◎ 適正 ・M20 高力:TW001G ◎ 楽々 / TW004G ○ 上限 ・M24 高力:TW001G ◎ 楽々 / TW004G × 非対応 ・M27〜M30 高力:TW001G ○ 対応 / TW004G × 非対応
回転・打撃の速さ
TW004G の勝ち(明確に差) 3,200 vs 1,800 rpm、量産ナットで TW004G の速さが効く
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最大回転数は TW001G 1,800min⁻¹ vs TW004G 3,200min⁻¹、最大打撃数は TW001G 2,300 vs TW004G 4,000min⁻¹。TW004G の方がほぼ 2 倍高速で、量産ナット脱着の所要時間が大幅に短縮されます。タイヤ交換・足場クランプの「数で勝負」する現場では TW004G の速さが大きな武器。逆に TW001G は重トルクをじっくり伝える設計で、本締め用途に最適化されています。
電池規格と使い回し
引き分け(互角) 同じ 40Vmax 電池・充電器を共通使用、シリーズ内強み
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両機ともマキタ 40Vmax 専用バッテリ(BL4025 / BL4040)と充電器(DC40RA)を共通使用。フルセット 1 セットを持っていれば、もう一方は本体のみ(TW001GZ 約 ¥48,000 / TW004GZ 約 ¥29,500)で済むのが大きな利点です。40Vmax は近年急速にラインナップが拡張中で、マルノコ・ハンマドリル・芝刈り機まで揃いつつあるので、シリーズ全体で揃える投資効率が良い。
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- 動作モードと操作性 4 段モード・操作系は共通、シリーズ統一感が強み
- 防じん・防水と屋外耐性 両機 IP56、屋外耐性は互角
買う前に確認:あなたの選択を後押し
TW001G を検討中の人へ
TW001G を選んで OK な理由
- M22 以上の大型高力ボルトを扱う現場なら、TW004G の 320N·m では完全に力不足。鉄骨本締めや建機整備中心なら TW001G しか選択肢がありません。
- 緩めトルク 2,050N·m 公表の TW001G は、固着ボルトやサビ付きナットの脱着で頼れる。整備中心で「外せない」を経験したくないなら TW001G が安心。
- 19mm 角ソケット資産を持っているなら、変換アダプタ無しでそのまま使える TW001G が用途的にフィット。TW004G で 19mm 角を使うには別カテゴリの工具を導入することになります。
TW001G で気をつけたい失敗
- 40Vmax 専用バッテリのため、マキタ 18V LXT を持っていても流用不可。電池・充電器を別買いする「乗り換え総額」を見落とすと予算オーバーになりやすい。
- 1,350N·m は M12 以下の小型ボルトでは過剰締付になりやすく、ボルト破断・ネジ山潰しのリスクがある。「弱」モードでも油断せず、最終締付はトルクレンチで規定値を守ること。
- 19mm 角ソケットは 12.7mm 角ソケットと完全別規格。手持ちの 12.7mm を変換アダプタで使うと強度上問題があるため、用途に合わせて専用ソケットを揃える必要があります。
TW004G を検討中の人へ
TW004G を選んで OK な理由
- 足場・タイヤ・一般車整備中心なら、1.9kg・全長 144mm の TW004G が圧倒的に楽。3.8kg の TW001G は 1 日振り回すと腕がもちません。
- 本体のみ ¥29,500 の TW004G に対し、TW001G は ¥48,000 と +¥18,500 差。M20 以下中心ならコスパ的に TW004G で必要十分。
- TW004G は最大回転数 3,200rpm と TW001G の約 2 倍高速。量産ナット脱着の所要時間が大幅に短く、足場屋・タイヤ屋には TW004G が向いています。
TW004G で気をつけたい失敗
- 320N·m / 高力 M16 までが上限のため、M20 以上の本締めや建機整備には力不足。用途を見極めずに「軽いから」で選ぶと現場で困ります。
- TW004G も完全プロ仕様で、DIY のホイールナット本締めには使わないこと。乗用車規定 100〜120N·m に対し過剰締付になりやすいので、最終締付はトルクレンチで。
- インパクトドライバ用 1/4" Hex ビットは使えません(12.7mm 角ドライブ)。手持ちのビットでそのまま運用しようとすると失敗します。
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よくある質問
用語ミニ辞典(初めて見る言葉があったら)
- ブラシレス
- モーターの種類。摩耗するブラシがないので寿命が長く高効率
- マルチボルト
- ハイコーキの 18V/36V 自動切替バッテリー規格
- LXT
- マキタの 18V バッテリー規格の総称
- AMPShare
- ボッシュ主導のバッテリー共有規格(フェイン等と互換)
- Powerstack
- DEWALT の高密度パウチ型バッテリー
- IP56
- 防塵 5・防水 6 等級。粉塵・水しぶきに強い
- N·m
- トルクの単位。ネジを締める力の強さ
- rpm
- 1 分間の回転数
- 打撃数
- インパクトドライバが 1 分に何回叩くか(bpm)
- トリプルハンマ
- 打撃機構の方式。3 つのハンマで効率よく回す
- クラッチ
- ドリルドライバで「これ以上締めない」を機械で止める機構
- Hex
- 六角軸。1/4 インチ Hex が主流の差込形式
- 角ドライブ
- インパクトレンチのソケット差込部(1/2 インチ等)
- BSL18xx / BSL36xx
- ハイコーキのバッテリー型番。先頭が電圧クラス
- BL18xx / BL14xx
- マキタのバッテリー型番