TW001G vs WR36DA
マキタ 40Vmax vs ハイコーキ 36V の 19mm 角フラッグシップ対決
結論:TW001G と WR36DA、どちらを買うか
- 価格差 本体のみ TW001GZ 約 ¥48,000 vs WR36DA(NN) 約 ¥50,000〜60,000 でやや TW001G が安い。フルセット同士でも約 1〜2 万円 TW001G の方が安い傾向で、ハイコーキは BSL36A18X 同梱価格が押し上げ要因です。
- 性能差 最大締付 +250 N·m(TW001G 1,350 vs WR36DA 1,100)、緩めトルクは TW001G が 2,050 N·m と公表で頭一つ抜ける。対応ボルトは普通ボルトで TW001G が M12〜M36 / WR36DA が M16〜M30、高力ボルトで TW001G が M10〜M27 / WR36DA が M16〜M24 と TW001G の方が「下限の細さ」と「上限の太さ」両方で広い。
- 互換性 マキタ 40Vmax とハイコーキ マルチボルトは別規格で電池非互換。すでに 18V 系を持っていてもどちらも別買いが必要なため、「乗り換え総額」で考えるのが現実的です。
両機とも 19mm(3/4")四角ドライブの「19mm 角フラッグシップ」。違いは最大締付トルクと電池の規格で、TW001G は 1,350N·m / 緩め 2,050N·m と国内最強クラスで M30 高力(高張力ボルト)まで対応。WR36DA は 1,100N·m で M24 高力までが安全ラインです。
選び方の軸:すでにマキタ 40Vmax 工具を持っているなら TW001G、ハイコーキ マルチボルトを持っているなら WR36DA。持っている電池がフラットなら、対応ボルトの上限とトルク余裕で TW001G が一歩有利です。
30 秒診断:あなたのケースで判定
30 秒診断
- Q1 すでに持っている電池の規格は?
- Q2 締めたいボルトサイズは?
- Q3 一番重視したいのは?
- Q4 使う頻度は?
スペック早見表
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※ メーカー公表値(マキタ公式・ハイコーキ公式)。質量はそれぞれ BL4025 / BSL36A18X 装着時。WR36DA の最大緩めトルクはハイコーキ公式で締付トルクのみ公表のため「公表なし」と記載。価格は本体のみ参考価格・実勢価格を併記。
TW001G と WR36DA を分ける 6 つの軸
パワー・トルク
TW001G の勝ち(やや差) 1,350 vs 1,100 N·m、M27 以上の高力で TW001G の独壇場
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最大締付トルクは TW001G 1,350N·m vs WR36DA 1,100N·m(+250N·m 差)。緩めトルクは TW001G 2,050N·m / WR36DA は公表値で締付トルク重視。対応ボルトは普通ボルトで TW001G M12〜M36 / WR36DA M16〜M30、高力ボルトで TW001G M10〜M27 / WR36DA M16〜M24。鉄骨本締めの主流である M22 / M24 高力はどちらも対応しますが、M27 以上の大型構造材を扱うなら TW001G しか選択肢がありません。 サイズ別マトリクス: ・M16 高力:TW001G ○ 余裕 / WR36DA ○ 余裕 ・M20 高力:TW001G ◎ 楽々 / WR36DA ○ 可能 ・M24 高力:TW001G ◎ 楽々 / WR36DA △ 上限ギリギリ ・M27〜M30 高力:TW001G ○ 対応 / WR36DA × 非対応 ・固着ボルト緩め:TW001G ◎ 2,050N·m / WR36DA ○ 公表なし
電池の規格
WR36DA の勝ち(やや差) マルチボルト 36V/18V 自動切替と HiKOKI TOOLS アプリ連携で WR36DA が一歩リード
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TW001G はマキタ 40Vmax 専用(BL4025 / BL4040)。マキタ 18V LXT とは別規格でアダプタ互換も無いため、18V 資産があっても流用不可。一方で 40Vmax は近年急速にラインナップ拡張中で、マルノコ・ハンマドリル・芝刈り機まで揃いつつあります。WR36DA はハイコーキ マルチボルト(BSL36A18X)で、36V と 18V を自動切替する強みあり。HiKOKI TOOLS アプリ(Bluetooth)で出力カスタマイズもできる柔軟性があります。
動作モードと操作性
WR36DA の勝ち(やや差) HiKOKI TOOLS アプリで出力細密調整できる WR36DA がやや有利
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TW001G は「最強 / 強 / 中 / 弱」の 4 段モード、プリ点灯・残光機能付き LED。WR36DA も「弱 1 / 弱 2 / 中 / 強」の 4 モード構成で、締付モード表示ランプ付き。WR36DA は HiKOKI TOOLS アプリで出力数値を細かくカスタマイズできる点が独自で、ボルト径や用途に合わせた微調整がしやすい。TW001G は標準モードのみで完結する潔さがあり、現場での切替操作はシンプル。
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- 取り回し・軽さ 3.8kg・約 220mm でほぼ同等、軽さ重視なら別カテゴリ
- 防じん・防水と屋外耐性 両機 IP56、屋外耐性は実質互角
- DIY オーバーパワー注意 どちらも完全プロ仕様、DIY 用途は別機種を検討
買う前に確認:あなたの選択を後押し
TW001G を検討中の人へ
TW001G を選んで OK な理由
- M27〜M30 高力ボルトを扱う鉄骨本締めなら、1,100N·m の WR36DA では上限ギリギリ。1,350N·m / 緩め 2,050N·m の TW001G で余裕を取るのが安全。
- マキタ 40Vmax 工具(マルノコ・ハンマドリル等)をすでに持っているなら、TW001GZ 本体のみ約 ¥48,000 を買い足すだけで揃う。WR36DA に行くと電池の規格を 2 系統運用する負担が出る。
- 緩めトルク 2,050N·m の数値公表は TW001G の大きな強み。固着ボルトやサビ付きナットの脱着では「緩め能力」が決め手になるので、整備中心ならスペック上 TW001G 有利。
TW001G で気をつけたい失敗
- 40Vmax 専用バッテリのため、マキタ 18V LXT を持っていても流用不可。電池・充電器を別買いする「乗り換え総額」を見落とすと予算オーバーになりやすい。
- TW001G 1,350N·m は M12 以下の小型ボルトでは過剰締付になりやすく、ボルト破断やネジ山潰しのリスクがある。「弱」モードでも油断せず、最終締付はトルクレンチで規定値を守ること。
- インパクトドライバ用 1/4" Hex ビットは使えません(19mm 角ドライブ)。手持ちのビットでそのまま運用しようとすると失敗します。
WR36DA を検討中の人へ
WR36DA を選んで OK な理由
- すでにハイコーキ マルチボルト工具(マルノコ・ハンマドリル等)を持っているなら、WR36DA(NN) 本体のみで揃う。TW001G に行くと電池・充電器を別買いする必要があり総額が膨らむ。
- HiKOKI TOOLS アプリで出力を細かくカスタマイズしたい人には、TW001G にはアプリ連携が無く、WR36DA の柔軟性が活きる。
- M24 高力までが現場の主流で、それ以上を扱わないなら 1,100N·m の WR36DA で必要十分。1,350N·m はオーバースペック寄り。
WR36DA で気をつけたい失敗
- マルチボルトバッテリは 36V / 18V 自動切替ですが、WR36DA 自体は 36V 動作なので 18V 単独バッテリでは性能不足になります。
- HiKOKI TOOLS アプリの細密カスタマイズは Bluetooth 蓄電池 BSL36A18BX が必要。標準の BSL36A18X では本体動作 OK でもアプリ連携の細密モードは限定的です。
- WR36DA(19mm 角 1,100N·m)と WR36DE(12.7mm 角 630N·m)、WR36DH(12.7mm 角 350N·m)は別物。型番末尾文字で完全に別カテゴリなので、用途に合わせて選び直す必要があります。
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よくある質問
用語ミニ辞典(初めて見る言葉があったら)
- ブラシレス
- モーターの種類。摩耗するブラシがないので寿命が長く高効率
- マルチボルト
- ハイコーキの 18V/36V 自動切替バッテリー規格
- LXT
- マキタの 18V バッテリー規格の総称
- AMPShare
- ボッシュ主導のバッテリー共有規格(フェイン等と互換)
- Powerstack
- DEWALT の高密度パウチ型バッテリー
- IP56
- 防塵 5・防水 6 等級。粉塵・水しぶきに強い
- N·m
- トルクの単位。ネジを締める力の強さ
- rpm
- 1 分間の回転数
- 打撃数
- インパクトドライバが 1 分に何回叩くか(bpm)
- トリプルハンマ
- 打撃機構の方式。3 つのハンマで効率よく回す
- クラッチ
- ドリルドライバで「これ以上締めない」を機械で止める機構
- Hex
- 六角軸。1/4 インチ Hex が主流の差込形式
- 角ドライブ
- インパクトレンチのソケット差込部(1/2 インチ等)
- BSL18xx / BSL36xx
- ハイコーキのバッテリー型番。先頭が電圧クラス
- BL18xx / BL14xx
- マキタのバッテリー型番