WHP18DA vs WH18DE
ハイコーキ 静音インパクトと普通のインパクト、どっちを買う?
結論:WHP18DA と WH18DE、どちらを買うか
- 価格差 希望小売価格(税別)は本体のみで ¥53,000 vs ¥26,900、セットで ¥107,100 vs ¥71,000。どちらも WHP18DA が高い設定です。
- 性能差 最大締付トルクは 33 vs 175N·m。高力ボルトは M5〜M6 vs M5〜M12、普通ボルトは M5〜M10 vs M5〜M16。ただしコーススレッドはどちらも 22〜125mm で同じです。
- 互換性 WHP18DA はマルチボルト蓄電池と 18V スライド式の両対応、WH18DE は 18V スライド式(BSL18XX)専用です。
この 2 台は上下関係ではありません。WHP18DA はハイコーキが「コードレス静音インパクトドライバ」として出している専用機で、最大締付トルクは 33N·m(336.7kgf·cm)。モードは弱・中・強・テクスの 4 段階で、無負荷回転数は弱 0〜1,000、中 0〜1,700、強 0〜2,800min⁻¹、打撃数は弱 0〜800、中 0〜1,500、強 0〜2,900、テクス 0〜1,500min⁻¹。質量 1.7kg(BSL36A18X 装着時)、寸法 128×243×29mm、対応蓄電池はマルチボルト蓄電池と 18V スライド式(BSL18XX シリーズ)の両方。LED は 3 段階の明るさ調整に対応します。締付け能力は小ねじ 4〜8mm、普通ボルト M5〜M10、高力ボルト M5〜M6、コーススレッド 22〜125mm。一方の WH18DE は通常のインパクトドライバで、最大締付トルク 175N·m、無負荷回転数 0〜3,100min⁻¹(最低 100min⁻¹)、打撃数 0〜3,400min⁻¹、質量 1.5kg(BSL1840M 装着時)、寸法 134×224×29mm、ヘッド長 120mm、18V スライド式専用。締付け能力は小ねじ 4〜8mm、普通ボルト M5〜M16、高力ボルト M5〜M12、コーススレッド 22〜125mm です。ここで見るべきは 2 つ。コーススレッドの締付け能力はどちらも 22〜125mm で同じ、つまり木ねじを打つ仕事の範囲は重なります。一方で高力ボルトは M6 と M12、普通ボルトは M10 と M16 と大きく違い、ボルト締めの主力にはなりません。そして希望小売価格(税別)は本体のみで ¥53,000 vs ¥26,900 と約 2 倍。選ぶ基準は「現場で打撃音を出せるか」の一点です。住宅密集地の改修、営業中の店舗やテナント、夜間・早朝の作業、病院や学校のように音に配慮が要る場所が仕事の中心なら WHP18DA。そうでないなら WH18DE を選び、差額で電池を増やす方が合理的です。
30 秒診断:あなたのケースで判定
30 秒診断
- Q1 現場で打撃音を出せますか?
- Q2 主に何を締めますか?
- Q3 持っている電池は?
- Q4 本体にかけられる予算は?
両機ともおすすめゾーン。後悔回避のチェックを必ず読んでください。
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スペック早見表
同等のスペック行(7 件)を見る
※ スペックと希望小売価格は HiKOKI 公式製品ページの記載(2026-09-12 閲覧)。出典:WHP18DA https://www.hikoki-powertools.jp/products/powertools/li-ion-drill/whp18da/whp18da.html / WH18DE https://www.hikoki-powertools.jp/products/powertools/li-ion-drill/wh18de/wh18de.html 。希望小売価格は税別・メーカー公表値で、実売価格とは異なります。最大締付トルクはメーカー規定の測定条件での値です。質量は WHP18DA が BSL36A18X、WH18DE が BSL1840M を装着した状態の値で、比較の基準となる蓄電池が異なります。WHP18DA の打撃機構の名称・騒音値(dB)・測定条件、および両機の発売時期、WH18DE の LED 仕様・モード切替・防じん防水等級は公式仕様表に項目が見当たらないため「公表値要確認」としています。「静音」はメーカーが製品カテゴリ名として用いている表現であり、本記事では騒音の低減量を数値で保証するものではありません。
WHP18DA と WH18DE を分ける 6 つの軸
静かさの正体:公式は「静音インパクトドライバ」とだけ
WHP18DA の勝ち(明確に差) 静音は公式の位置づけ。ただし騒音値の公表値は要確認
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WHP18DA はハイコーキの製品ページで「コードレス静音インパクトドライバ」として扱われています。ただし、ここは正直に書いておきます。公式仕様表には打撃機構の名称も、騒音値(dB)も、測定条件の記載も見当たりません。つまり「通常機より何 dB 静か」という数字はメーカー公表値としては確認できず、当サイトでは公表値要確認としています。数字で断定できない代わりに、仕様から読み取れることはあります。打撃数が弱 0〜800、中 0〜1,500、強 0〜2,900min⁻¹ と、通常機 WH18DE の 0〜3,400min⁻¹ より低い設定になっていること。最大締付トルクが 33N·m と大幅に低いこと。この 2 つは、打撃のエネルギーと頻度を抑える方向の設計であることを示しています。購入を検討するなら、可能な限り店頭で実際に音を聞いてから決めてください。「静音」という言葉の受け取り方は人によってかなり違います。
33 vs 175N·m:ただしコーススレッドの能力は同じ
WH18DE の勝ち(やや差) 木ねじは同等、ボルト締めは WH18DE が圧倒的
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最大締付トルクは WHP18DA が 33N·m、WH18DE が 175N·m。5 倍以上の差があり、数字だけ見ると別世界です。ところが公式の締付け能力を並べると見え方が変わります。コーススレッドはどちらも 22〜125mm、小ねじもどちらも 4〜8mm で同じ。違うのはボルトで、普通ボルトが M5〜M10 vs M5〜M16、高力ボルトが M5〜M6 vs M5〜M12 です。つまり木ねじを打つ仕事の射程はほぼ重なっていて、ボルト締めの領域で大きく差がつく、という構図になります。内装造作、店舗什器、間仕切り、電気工事のボックス固定といった「コーススレッドと小ねじが中心」の仕事なら、WHP18DA でも作業そのものは成立します。逆に鉄骨・足場・機械据付のようにボルトが主役の現場では、33N·m は端的に足りません。自分の仕事の 8 割が何を締めているかで判断してください。
本体価格が約 2 倍:¥53,000 vs ¥26,900
WH18DE の勝ち(明確に差) 本体差 ¥26,100 は「音を出さない権利」の値段
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希望小売価格(税別)は、本体のみが WHP18DA(NN) ¥53,000/WH18DE(NN) ¥26,900 で ¥26,100 差。セットが WHP18DA(2XPZ) ¥107,100/WH18DE(2LC) ¥71,000 で ¥36,100 差です。本体だけで約 2 倍、差額はもう 1 台 WH18DE が買える金額になります。トルクが 5 分の 1 以下で価格が 2 倍、という並びは一見すると割に合いませんが、これは性能ではなく「音を出さずに作業できる」という条件に対して払う値段だと考えるのが正しい読み方です。近隣からの苦情で工事が止まる、営業中の店舗で作業時間を制限される、夜間作業ができずに工期が延びる。そうしたコストが現実に発生している人にとっては、¥26,100 の差は十分に回収できます。逆に音の制約がない現場しかないなら、この差額は純粋な持ち出しです。なお WHP18DA(2XPZ) には BSL36A18X が 2 個と UC18YDL2 充電器、ケースが付きます。
電池の自由度は WHP18DA が上
WHP18DA の勝ち(明確に差) マルチボルトも 18V も挿せるのは WHP18DA
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対応蓄電池は WHP18DA がマルチボルト蓄電池と 18V スライド式(BSL18XX シリーズ)の両対応、WH18DE が 18V スライド式専用です。ハイコーキでマルチボルト機と 18V 機を両方持っている人にとって、どちらの電池でも動く WHP18DA は現場での融通が利きます。1 本の電池を工具間で回す使い方をしているなら、この差は日々の段取りに効いてきます。ただし質量には跳ね返っていて、WHP18DA は 1.7kg(BSL36A18X 装着時)、WH18DE は 1.5kg(BSL1840M 装着時)。0.2kg 差ですが、基準になっている電池が違う点は押さえておいてください。寸法は WHP18DA が 128×243×29mm、WH18DE が 134×224×29mm。全長は WHP18DA の方が 6mm 短く、高さは 19mm 高いという関係です。
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- モードの刻み方:静音機は低速側を厚く取る 弱モード 0〜800min⁻¹ は静音機ならでは
- LED とケース:装備は WHP18DA が厚い 調光 LED と IP65 相当ケースは WHP18DA
買う前に確認:あなたの選択を後押し
WHP18DA を検討中の人へ
WHP18DA を選んで OK な理由
- 近隣・テナント・入居者への音の配慮が必要な現場では、175N·m の能力があっても作業できる時間が限られます。能力と現場条件は別問題です。
- マルチボルト蓄電池を主力にしているなら、WH18DE には挿せません。WHP18DA は両対応です。
- 打つのがコーススレッド中心なら、締付け能力はどちらも 22〜125mm で同じ。能力差が仕事に出ない使い方もあります。
WHP18DA で気をつけたい失敗
- 「静音=上位機」と誤解して主力に据えると、ボルト締めで能力不足に当たります。用途違いの専用機です。
- 騒音値が公式に出ていないため、期待した静かさと違う可能性があります。可能なら店頭で音を確認してください。
- 弱モード(打撃 0〜800min⁻¹)は静かな代わりに時間がかかります。本数が多い日は段取りを変える必要があります。
WH18DE を検討中の人へ
WH18DE を選んで OK な理由
- 高力ボルト M12・普通ボルト M16 が出る仕事では、33N·m の WHP18DA は締付け能力の範囲外です。
- 音の制約がない現場しかないなら、本体差 ¥26,100(税別)は回収できません。
- 同じ予算で WH18DE を 2 台買える計算になります。予備機を持つ方が現場が止まりにくい、という考え方もあります。
WH18DE で気をつけたい失敗
- マルチボルト蓄電池は使えません。18V スライド式(BSL18XX シリーズ)専用です。
- ビットは別売です。本体のみ(NN)を買った日に打てない、というのはよくある失敗です。
- モード切替がある前提で選ぶと期待外れになります。速度はトリガの踏み込みで作る設計です。
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よくある質問
用語ミニ辞典(初めて見る言葉があったら)
- ブラシレス
- モーターの種類。摩耗するブラシがないので寿命が長く高効率
- マルチボルト
- ハイコーキの 18V/36V 自動切替バッテリー規格
- LXT
- マキタの 18V バッテリー規格の総称
- AMPShare
- ボッシュ主導のバッテリー共有規格(フェイン等と互換)
- Powerstack
- DEWALT の高密度パウチ型バッテリー
- IP56
- 防塵 5・防水 6 等級。粉塵・水しぶきに強い
- N·m
- トルクの単位。ネジを締める力の強さ
- rpm
- 1 分間の回転数
- 打撃数
- インパクトドライバが 1 分に何回叩くか(bpm)
- トリプルハンマ
- 打撃機構の方式。3 つのハンマで効率よく回す
- クラッチ
- ドリルドライバで「これ以上締めない」を機械で止める機構
- Hex
- 六角軸。1/4 インチ Hex が主流の差込形式
- 角ドライブ
- インパクトレンチのソケット差込部(1/2 インチ等)
- BSL18xx / BSL36xx
- ハイコーキのバッテリー型番。先頭が電圧クラス
- BL18xx / BL14xx
- マキタのバッテリー型番