TD002G vs TD003G
マキタ 40Vmax フラッグシップ vs ミドルクラス どっち買う?
結論:TD002G と TD003G、どちらを買うか
- 価格差 標準小売価格(税別)は本体のみで ¥3,000 差、フルセットで ¥9,700 差。フルセットの差には付属バッテリー容量(2.5Ah×2 vs 2.0Ah×2)の違いが含まれます。
- 性能差 最大締付けトルクは 220 vs 210N·m で 10N·m 差。最大打撃数は 4,600 vs 4,100min⁻¹ で TD002G が上ですが、最高回転数はどちらも 3,700min⁻¹ で同じです。
- 互換性 どちらもマキタ 40Vmax(XGT)バッテリー。BL4020 / BL4025 / BL4040 / BL4040F が推奨、BL4050F / BL4080F / BL4080H も使用可で、資産は完全に共通です。
型番だけ見ると TD003G の方が新しく、上位機に見えます。ですが公式仕様を並べると逆で、TD003G は TD002G の下に入るミドルクラスです。最大締付けトルクは 220 vs 210N·m、質量はどちらも 1.6kg(バッテリ含む)、パワー切替も両方 4 段階。ここまでは実質同じと思って構いません。差が出るのは作業用モードで、TD002G は楽らく 6 モード(木材・ボルト 1〜3・テクス薄板・テクス厚板)+打撃モード手元切替+アプリでカスタマイズに対応するのに対し、TD003G は逆転オートストップモードのみ。さらに TD002G は LED 4 灯・防じん防水 APT IP56・デュアルスプリング搭載、TD003G は LED 2 灯・APT IPX6(バッテリは IP56)です。標準小売価格(税別)は本体のみで ¥31,100 vs ¥28,100 の ¥3,000 差、フルセットで ¥90,500 vs ¥80,800 の ¥9,700 差。フルセット差が大きいのは付属バッテリーが BL4025(2.5Ah)×2 と BL4020(2.0Ah)×2 で違うためです。判断はシンプルで、テクスビスや薄板・石膏ボードで「モードを切り替えて使う」なら TD002G、ボルトの締め緩めが主でモードを触らないなら TD003G。すでに 40Vmax バッテリーを持っているなら、どちらも本体のみ(Z)で買うのが総額最安です。
30 秒診断:あなたのケースで判定
30 秒診断
- Q1 作業用モードは使いますか?
- Q2 主にやる作業は?
- Q3 使う現場の環境は?
- Q4 40Vmax バッテリーは持っていますか?
両機ともおすすめゾーン。後悔回避のチェックを必ず読んでください。
両機ともおすすめゾーン。後悔回避のチェックを必ず読んでください。
スペック早見表
同等のスペック行(9 件)を見る
※ スペックと標準小売価格はマキタ公式製品ページの記載(2026-09-12 閲覧)。出典:TD002G https://www.makita.co.jp/product/detail/?model=TD002G / TD003G https://www.makita.co.jp/product/detail/?model=TD003G 。標準小売価格は税別・メーカー公表値で、実売価格とは異なります。TD002G は 2022 年、TD003G は 2024 年の登場とされていますが、公式製品ページに発売時期の記載がないため発売年は公表値要確認です。TD003G の「小ネジ」「コーススレッド」締付け能力、および「アプリでカスタマイズ」「デュアルスプリング」の対応可否は公式仕様表に項目自体がないため、必要な人はメーカーに確認してください。
TD002G と TD003G を分ける 6 つの軸
作業用モードの差がこのペアの本体
TD002G の勝ち(明確に差) 楽らく 6 モード vs 逆転オートストップのみ。差は明確
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TD002G の作業用モードは「楽らく 6 モード」。木材 0〜1,800min⁻¹、ボルト[1]0〜2,700、ボルト[2]/[3]0〜3,700、テクス薄板 0〜2,900、テクス厚板 0〜3,700 と、材料ごとに回転数と打撃の入り方が変わります。テクス薄板では打撃開始直後に停止するので、薄板のねじ切りやなめりを抑えられます。対する TD003G の作業用モードは「逆転オートストップモード」のみ。ボルトを緩めたときにナットが飛ばないよう自動で止まる機能で、ボルト作業には効きますが、木材やテクスの打ち分けはできません。木工・内装で材料が変わるたびに手元で切り替える使い方をするなら TD002G、ボルト専業に近い使い方なら TD003G で不足はありません。
トルクと打撃数:数字の差はごくわずか
TD002G の勝ち(やや差) 220 vs 210N·m、打撃は 4,600 vs 4,100min⁻¹
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最大締付けトルクは 220 vs 210N·m。比率にして 5% 弱で、木ネジやコーススレッドを打つ範囲では体感差はほとんど出ません。最高回転数はどちらも最速 0〜3,700min⁻¹ で完全に同じ。差が付くのは最大打撃数で、TD002G が 0〜4,600min⁻¹、TD003G が 0〜4,100min⁻¹ です。打撃数が多いほど同じ時間で送り込める量が増えるので、長尺コーススレッドを連打する用途では TD002G がわずかに速い、という程度の違いになります。「パワーで選ぶ 2 台」ではないので、トルク値だけを見て高い方を買う判断は損になりやすいです。
LED と防じん防水:暗所・粉じん現場なら差が出る
TD002G の勝ち(やや差) LED 4 灯/IP56 と LED 2 灯/IPX6 の差
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LED は TD002G が 4 灯(ライトモード付)、TD003G が 2 灯(ライトモード付)。灯数が多いほど先端まわりの影が消えるので、天井裏・床下・分電盤内のように自分の手で影ができる場所では差を感じます。防じん防水は TD002G が APT・IP56(バッテリも IP56)、TD003G が APT・IPX6(バッテリは IP56)。IPX6 は「強い水の噴流に耐える」等級で、防水側は同等ですが、防じん側の等級が本体に付いていない点が違いです。解体・はつり・改修など粉じんの多い現場を日常的に触るなら TD002G、屋内の一般的な現場なら TD003G で困る場面は多くありません。
ほぼ同等の軸(3 件)を見る
- アプリ対応とデュアルスプリング アプリ設定・デュアルスプリングは TD002G のみ
- 本体サイズ・質量はほぼ同じ どちらも 1.6kg、寸法差は 2mm 程度
- 締付け能力の公表範囲が違う点に注意 ボルト能力は同等、コーススレッド記載は TD002G のみ
買う前に確認:あなたの選択を後押し
TD002G を検討中の人へ
TD002G を選んで OK な理由
- モードを切り替えて使う人にとって、TD003G の「逆転オートストップのみ」は取り返しがつきません。テクス薄板・木材モードは後から追加できないので、迷ったら TD002G 側が安全です。
- LED 2 灯と 4 灯の差は、天井裏・床下・盤内のような自分の影ができる場所でだけ効きます。暗所作業が日常にあるなら、この差のために ¥3,000 を惜しむ理由はありません。
- 解体・改修で粉じんを浴びる使い方なら、本体側に防じん等級が明記されている TD002G(IP56)の方が判断材料がはっきりしています。
TD002G で気をつけたい失敗
- 「40Vmax なら 18V より全部速い」と思って買うと、木ネジ中心の作業では 18V の TD173(1.5kg)の方が軽くて取り回しが良い、と感じる場面があります。重量差 0.1kg 以上に、ヘッドまわりの体積差が効きます。
- フルセット(TD002GRDX)の付属は BL4025(2.5Ah)×2。長時間の連続作業を想定しているなら、容量の大きい BL4040 以上を別途用意した方が結局は快適です。
- 楽らくモードは便利ですが、設定を変えたまま別の作業に入ると「なぜか打ち込めない」と感じます。作業を変えたらモードを戻す癖をつけてください。
TD003G を検討中の人へ
TD003G で気をつけたい失敗
- ボルト作業中心のつもりで買っても、内装・造作を頼まれるとモードが無いことが効いてきます。仕事の幅が広がる予定があるなら TD002G の方が長持ちする買い物です。
- フルセット(TD003GRAX)の付属は BL4020(2.0Ah)×2 と小容量。TD002G のフルセットとの ¥9,700 差にはこのバッテリー容量差が含まれている点を見落としがちです。
- 本体側の防じん等級が公式表に無い(IPX6)ので、粉じんの多い現場で常用するつもりなら想定を見直した方が無難です。
TD002G・TD003G の価格を見る
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TD002G(マキタ)を購入
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よくある質問
用語ミニ辞典(初めて見る言葉があったら)
- ブラシレス
- モーターの種類。摩耗するブラシがないので寿命が長く高効率
- マルチボルト
- ハイコーキの 18V/36V 自動切替バッテリー規格
- LXT
- マキタの 18V バッテリー規格の総称
- AMPShare
- ボッシュ主導のバッテリー共有規格(フェイン等と互換)
- Powerstack
- DEWALT の高密度パウチ型バッテリー
- IP56
- 防塵 5・防水 6 等級。粉塵・水しぶきに強い
- N·m
- トルクの単位。ネジを締める力の強さ
- rpm
- 1 分間の回転数
- 打撃数
- インパクトドライバが 1 分に何回叩くか(bpm)
- トリプルハンマ
- 打撃機構の方式。3 つのハンマで効率よく回す
- クラッチ
- ドリルドライバで「これ以上締めない」を機械で止める機構
- Hex
- 六角軸。1/4 インチ Hex が主流の差込形式
- 角ドライブ
- インパクトレンチのソケット差込部(1/2 インチ等)
- BSL18xx / BSL36xx
- ハイコーキのバッテリー型番。先頭が電圧クラス
- BL18xx / BL14xx
- マキタのバッテリー型番