DCF887 vs TD173
DEWALT 北米主流 vs マキタ プロ最新、クロスブランド対決!
結論:DCF887 と TD173、どちらを買うか
- 価格差 本体のみなら DCF887B 並行輸入 約 ¥20,000〜30,000 vs TD173DZ 約 ¥19,000〜23,000 でほぼ互角。日本正規セットなら DCF887M2-JP 約 ¥50,000〜70,000 vs TD173DRGX 約 ¥49,946 で、こちらも近い価格帯ですが DEWALT のほうが上振れしやすいです。
- 性能差 最大トルクは DCF887 が +25 N·m 上回り(205 vs 180 N·m)。本体重量は DCF887 が 0.95kg(本体のみ)vs TD173 が 1.5kg(電池込み)で、本体単体ではかなり軽量。打撃数は同等(3,800 min⁻¹)ですが、3 速 + PrecisionDrive の操作系と楽らく 4 モードでアプローチが違います。
- 互換性 電池は DEWALT 20V MAX / 18V XR とマキタ 18V LXT で完全別物。すでに片方の電池を持っているなら同系統で揃える方が経済的です。「20V MAX」と「18V XR」は同一電池系統の表記違いに過ぎません。
DEWALT の電池をすでに持っているか北米主流の 3 速+PrecisionDrive が欲しいなら DCF887、日本正規流通の安心感と楽らくモード・全周リング LED の最新装備を重視するならマキタ TD173。最大トルクは DCF887 が +25 N·m 上回り(205 vs 180 N·m)、本体重量も 0.95kg と軽量ですが、日本での購入には「並行輸入のメーカー保証問題」が付いて回ります。
判断のしやすさで言えば、「すでに DEWALT 電池を持っている or 海外で買って持ち帰った」なら DCF887、「ゼロから揃える日本のユーザー」なら TD173 のほうが日本正規流通・電池ラインナップの広さ・修理対応の早さで圧倒的に有利です。
30 秒診断:あなたのケースで判定
30 秒診断
- Q1 すでに持っている電池は?
- Q2 保証・修理対応はどれくらい重要?
- Q3 主にやる作業は?
- Q4 一番重視したいのは?
スペック早見表
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※ 価格は Amazon JP 直販・並行輸入相場ベース(2026-05-20 時点)。**DCF887 の「20V MAX」(北米)と「18V XR」(日本・欧州)は同一電池系統の表記違い**(無負荷ピーク電圧 vs 公称電圧)で、電圧が違うわけではない。日本での流通は本体のみ DCF887B(並行輸入・Renewed 含む)と日本正規 2 電池セット DCF887M2-JP(18V XR 表記)が中心。**並行輸入はメーカー保証が国内で受けられない**ため、修理は販売店経由。TD173 は本体のみ TD173DZ / フルセット TD173DRGX の 2 系統が日本正規流通でメーカー保証付き。「TD173D」は本体ファミリー名で正規 SKU ではない(DZ / DRGX / DRTX 等が正規)。DEWALT とマキタの電池系統は完全別物(互換不可)。
DCF887 と TD173 を分ける 6 つの軸
パワー・トルク(205 vs 180 N·m)
DCF887 の勝ち(やや差) 205 vs 180 N·m、長尺ビス・構造材で DCF887 が一段上
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最大トルクは DCF887 が 205 N·m(Speed 3)、TD173 が 180 N·m と 25 N·m 差で DCF887 が上。長尺コーススレッド(120mm 超)・構造材への打ち込み・ラグスクリュー作業で DCF887 の余裕が出ます。ただし TD173 もフラッグシップクラスとして 180 N·m の十分なパワーがあり、一般的な内装造作(M5〜M8 ビス、コーススレッド 75〜90mm)では体感差は小さい。差が明確に出るのは「毎日 120mm 超を連発する構造材プロ層」のシーンで、DIY や一般内装中心ならどちらも余裕です。逆に DCF887 のパワーは細ビス用途ではオーバー気味で、Speed 1 + PrecisionDrive を活用する設計になっています。
操作モード(3 速 + PrecisionDrive vs 楽らく 4 モード)
TD173 の勝ち(やや差) 楽らくモードの自動制御が幅広い用途で TD173 有利
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DCF887 は 3 速(1,000 / 2,800 / 3,250 rpm)+ PrecisionDrive。PrecisionDrive は Speed 1 のみで動作する独自機能で、トリガーを引くと約 1 秒の遅延打撃でビス頭の破損やカムアウトを防ぎます。長尺ビスや精密ねじ締めで効くプロ向け設計。TD173 は 楽らく 4 モード(木材・ボルト・テクス薄板・テクス厚板)で、ビスが沈み始めると自動で回転を落としてカムアウトを防ぐ親切設計。どちらもカムアウト対策の思想は近いですが、DCF887 は「速度を 3 段で切り替え + Speed 1 のみ自動制御」、TD173 は「用途別に 4 モードを切り替え + 全モードで自動制御」というアプローチ差です。毎日同じ作業を繰り返すプロは 3 速のシンプルさが好相性、用途が日替わりで多彩なプロや DIY 層は楽らくモードの自動制御が好相性という棲み分けになります。
LED ライト(3 灯 20 分点灯 vs 全周リング 12 灯)
TD173 の勝ち(やや差) リング 12 灯で影が出にくく、暗所作業は TD173 が一歩リード
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DCF887 は LED 3 灯(ヘッド周辺配置・トリガーを離してから 20 分点灯)で、広範囲を照らすタイプ。TD173 は 全周リング LED 12 灯(3 段階明るさ・従来比約 2.5 倍)で、リング状に発光するため手元の影が出にくく「暗所作業が劇的に改善」とユーザー評価が突出しています。極端な暗所や奥まった配線ボックス内では TD173 のリング 12 灯が一歩リード。DCF887 の 3 灯も従来 1 灯機と比べれば明るいですが、リング状ではないため本体の影が手元に出やすい場面はあります。電工・配線・天井裏で精密ねじ締めが多いなら TD173 の優位は確実です。
日本での購入経路と保証(並行輸入の落とし穴)
TD173 の勝ち(明確に差) 日本正規流通の安心感で TD173 が圧勝
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DCF887 を日本で購入する場合、選択肢が 2 つあり、保証条件が大きく違います。①並行輸入の DCF887B(本体のみ)は約 ¥20,000〜30,000 と本体価格は安いですが、メーカー保証は国内で受けられず、修理は販売店経由になります。Renewed(再生品)も流通しているので商品ページを確認必須。②日本正規の DCF887M2-JP(18V XR 表記の 2 電池セット)は約 ¥50,000〜70,000 でメーカー保証付き。マキタ TD173 は日本正規流通でメーカー保証が標準で、修理対応の早さ・部品入手性で大きなアドバンテージがあります。「壊れたときの面倒さ」を考えると、日本でゼロから揃えるユーザーには TD173 のほうが圧倒的に有利です。
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- 「20V MAX」と「18V XR」表記の本当の意味 20V MAX と 18V XR は同一電池の表記違い、混同注意
- 本体重量・サイズ(軽さ vs コンパクト) 本体軽量は DCF887、全長コンパクトは TD173
買う前に確認:あなたの選択を後押し
DCF887 を検討中の人へ
DCF887 を選んで OK な理由
- すでに DEWALT 20V MAX / 18V XR の電池を持っているなら、TD173 への乗り換えは電池と充電器を別系統で揃え直す必要があり、コストパフォーマンスが悪化します。
- 120mm 超の長尺コーススレッドや構造材ラグスクリューを毎日連発する現場では、180 N·m の TD173 では「もう一押し欲しい」場面が出ます。205 N·m の DCF887 が確実。
- 本体のみの軽量化(0.95kg)を重視する宙吊り作業・長時間の上向き作業では、DCF887 のほうが体感的に楽です。電池込みの 1.5kg は両機ほぼ同等ですが、本体単体の差は明確です。
DCF887 で気をつけたい失敗
- 「20V MAX」表記を見て「日本の 18V 工具と使い回せない」と思い込み、不要な買い直しをするケースが頻発。「20V MAX」と「18V XR」は同一電池系統の表記違いなので、DCB200 系電池はどちらの本体にも装着可能です。
- 並行輸入の Renewed(再生品)を新品と勘違いして買い、保証範囲が大きく違ったケース。商品ページで「New」「Renewed」「Refurbished」表記を必ず確認してください。
- 日本での DEWALT 修理は販売店経由で時間がかかる場合があるので、プロ用途で「壊れたら即代替機」運用が現実的。サブ機の常備を前提に運用すると安心です。
TD173 を検討中の人へ
TD173 を選んで OK な理由
- 日本正規流通でメーカー保証・国内修理対応を重視するなら、並行輸入中心の DCF887 はリスクが高い。日本正規流通の TD173 のほうが安心です。
- DEWALT の電池をまだ持っていないなら、日本での DEWALT 電池ラインナップはマキタより明らかに少なく、将来の工具ライン拡張で不利になります。
- 楽らく 4 モードや全周リング LED の最新装備を活かす内装造作・電工現場では、TD173 の自動制御と暗所視認性が PrecisionDrive 比で一段使いやすい場面が多いです。
TD173 で気をつけたい失敗
- 最大モード(テクス厚板)のまま細ビスを締めると、ビスを折ったり下穴材を割ったりしやすい。最初はテクス薄板モードや木材モードから慣らすのが鉄則です。
- 本体のみ TD173DZ を買って、後から BL1860B と充電器を別買いすると合計 4 万円超になり、最初からフルセット TD173DRGX を選んだほうが安かったケースが多いです。
- プロ仕様の高性能機ですが、年に数回しか使わない DIY 用途では装備を活かしきれず、約 ¥50,000 のフルセット価格を回収しにくいので、用途を見極めてから買うのが安心です。
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よくある質問
用語ミニ辞典(初めて見る言葉があったら)
- ブラシレス
- モーターの種類。摩耗するブラシがないので寿命が長く高効率
- マルチボルト
- ハイコーキの 18V/36V 自動切替バッテリー規格
- LXT
- マキタの 18V バッテリー規格の総称
- AMPShare
- ボッシュ主導のバッテリー共有規格(フェイン等と互換)
- Powerstack
- DEWALT の高密度パウチ型バッテリー
- IP56
- 防塵 5・防水 6 等級。粉塵・水しぶきに強い
- N·m
- トルクの単位。ネジを締める力の強さ
- rpm
- 1 分間の回転数
- 打撃数
- インパクトドライバが 1 分に何回叩くか(bpm)
- トリプルハンマ
- 打撃機構の方式。3 つのハンマで効率よく回す
- クラッチ
- ドリルドライバで「これ以上締めない」を機械で止める機構
- Hex
- 六角軸。1/4 インチ Hex が主流の差込形式
- 角ドライブ
- インパクトレンチのソケット差込部(1/2 インチ等)
- BSL18xx / BSL36xx
- ハイコーキのバッテリー型番。先頭が電圧クラス
- BL18xx / BL14xx
- マキタのバッテリー型番