HP332D と HP002G の違いを比較|マキタ 10.8V と 40Vmax 振動ドリル
10.8V と 40Vmax、振動ドリルどっちを選ぶ?
結論:HP332D と HP002G、どちらを買うか
- 価格差 HP332D 本体のみ 約 ¥14,000、フルセット(HP332DSMX)約 ¥28,000。HP002G フルセット(HP002GRDX)約 ¥54,800。本体価格差で約 4 万円。10.8V の電池をまだ持っていない場合は HP332D も電池・充電器を別途揃える必要があるので、新規購入ならフルセットが現実的です。
- 性能差 最大トルクは HP002G が +33N·m(65 vs 32)、コンクリ穴あけ径は +5mm(13 vs 8mm)、鉄工穴あけ径は +3mm(13 vs 10mm)。電圧クラスが 10.8V と 40Vmax で違うため、深穴・大径作業では HP002G が圧倒的に有利です。
- 互換性 HP332D はマキタ 10.8V スライド式(BL1015 / BL1040B)専用。CXT 12Vmax(CL108 など)とは別系列で物理形状が違います。HP002G は 40Vmax XGT 専用(BL4025 / BL4040)で、18V LXT・10.8V スライドのいずれとも非互換です。
HP332D と HP002G はマキタの振動ドリル系列ですが、電圧クラスが 10.8V と 40Vmax で完全に違う「別カテゴリ」の 2 機種です。
内装ビス・棚作り・軽建材へのアンカー下穴(コンクリ径 8mm まで)が中心なら HP332D、
コンクリ径 13mm の本格穴あけ・構造材作業を含めた現場仕事なら HP002G が向いています。価格差は本体のみで HP332D 約 ¥14,000 vs HP002G フルセット 約 ¥54,800 と約 4 万円。求められる作業範囲に合わせて選ぶのが基本です。
振動ドリル全般の選び方は[振動ドリルとは?ハンマードリルとの違いと選び方](/beginner/shindou-drill-guide/)もあわせてどうぞ。
30 秒診断:あなたのケースで判定
30 秒診断
- Q1 主にやる作業は?
- Q2 コンクリ穴あけの最大径は?
- Q3 一番重視したいのは?
- Q4 すでに持っているマキタの電池は?
スペック早見表
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※ メーカー公表値、Amazon・kakaku.com の直近価格ベース。HP332D の「フルセット(HP332DSMX)」は本体+BL1040B×2+充電器+ケース。HP002G のフルセット(HP002GRDX)は本体+BL4025×2+DC40RA 充電器+ケース。マキタの「振動ドリル」はキーレスチャック式で、SDS シャンクのハンマードリル(HR シリーズ)とは別カテゴリです。コンクリ深穴・大径作業には HR244D(18V)/ HR001G(40V)など SDS-Plus 機が向いています。
HP332D と HP002G を分ける 6 つの軸
パワー・トルク
HP002G の勝ち(明確に差) 65 vs 32N·m と約 2 倍差、本格作業は HP002G、軽建材なら HP332D で実用
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最大トルクは HP002G が 65N·m、HP332D が 32N·m と約 2 倍差。木材への 28mm 穴あけや、長尺ビスの締め込みではこのトルク差が明確に効きます。HP332D の 32N·m は内装ビス・棚作り・組立家具レベルでは十分ですが、硬木の深穴や径 38mm の木工穴あけでは「もう一押し欲しい」場面が出ます。HP002G なら木工 38mm まで余裕、構造材作業でも安定します。 作業 × 機種マトリクス: ・内装ビス・棚作り:HP332D ◎ / HP002G ◯(オーバー気味) ・組立家具・小物 DIY:HP332D ◎ / HP002G ◯ ・木工 28mm 穴あけ:HP332D ◯ / HP002G ◎ ・木工 38mm 穴あけ:HP332D × 不可 / HP002G ◎ ・長尺ビス連続打ち:HP332D △ / HP002G ◎
コンクリート穴あけ性能
HP002G の勝ち(明確に差) コンクリ径 13 vs 8mm、本格穴あけは HP002G、軽アンカー下穴なら HP332D
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最大穴あけ径は HP002G が 13mm、HP332D が 8mm と +5mm 差。HP332D の 8mm はプラスチックアンカー(M4〜M6)の下穴程度が現実的な使用範囲で、本格的なコンクリ穴あけには力不足です。HP002G は M8〜M10 のアンカー下穴まで対応でき、住宅基礎や厚いモルタルへの取付作業でも実用範囲。とはいえどちらも「振動ドリル」であって「ハンマードリル」ではないため、深穴・大径・連続穴あけが主体なら HR244D / HR001G などの SDS-Plus 機を検討するのが王道です。
モーター方式・耐久性
HP002G の勝ち(明確に差) ブラシレスの HP002G が耐久性とランタイムで有利
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HP002G はブラシレスモータ搭載で、内部摩擦が少なくランタイムと耐久性が優れます。HP332D はブラシモータで、長期使用ではカーボンブラシの摩耗交換が必要になります。「DIY 月数回」「軽建材レベルの使い方」なら HP332D のブラシ式でも十分長持ちしますが、「現場で毎日使う」「長時間連続作業」では HP002G のブラシレスが安心です。
質量・取り回し
HP332D の勝ち(明確に差) 1.2kg / 全長 168mm の HP332D が取り回しで圧勝、HP002G は本格作業向け
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HP332D は電池込みで 1.2kg、全長 168mm と非常にコンパクト。狭所・上向き作業・長時間の連続使用で「軽さ」が効きます。HP002G は BL4025 装着で 1.9kg、BL4040 装着で約 2.2kg と一段重く、全長 174mm。本格作業に必要なパワーとのトレードオフですが、上向き作業や狭所では HP332D の小型ボディが扱いやすい場面があります。
電池系統と工具拡張性
HP002G の勝ち(明確に差) 10.8V スライドは拡張性で劣る、40Vmax XGT は将来性が高い
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HP332D はマキタ 10.8V スライド式バッテリ(BL1015 / BL1040B)。同じ 10.8V でも CXT 12Vmax(CL108 など)とは物理形状が違う点に注意が必要です。10.8V スライド系の電動工具はラインナップが限定的で、長期的な拡張性ではやや劣ります。HP002G は 40Vmax XGT 系で、丸ノコ・インパクト・ハンマードリル・サンダーまで強力なラインナップが揃っており、長期的な工具拡張に向いています。
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- クラッチ・モード機能 クラッチ 21 段・2 速変速・振動切替は同等、上位機の動作余裕は HP002G
買う前に確認:あなたの選択を後押し
HP332D を検討中の人へ
HP332D を選んで OK な理由
- 内装ビス・棚作り・組立家具レベルの DIY なら 32N·m で十分実用範囲。HP002G の 65N·m はオーバースペックで、薄板や細ビスでビスを舐めるリスクも上がります。
- コンクリ穴あけ径 8mm まで(プラスチックアンカー下穴程度)が用途の上限なら HP332D で完結。本格的なコンクリ穴あけをしないなら HP002G の +5mm は不要です。
- 本体価格 ¥14,000 と HP002G フルセット ¥54,800 の差は約 4 万円。月数回の DIY 用途ならその差額で他の工具(インパクト・サンダーなど)を増やした方が実用的です。
- 小型・軽量で上向き作業や狭所が多いなら、1.2kg の HP332D が圧倒的に楽。HP002G は 1.9kg〜2.2kg で長時間の天井向け作業では手首に効いてきます。
HP332D で気をつけたい失敗
- HP332D を「ハンマードリル」と勘違いして買うと、コンクリ深穴で「全然進まない」となります。あくまで「振動ドリル」で、コンクリ径 8mm までの軽建材アンカー下穴程度の用途です。
- マキタの「10.8V スライド」(HP332D)と「CXT 12Vmax」(CL108 等)は同じ電圧クラスに見えますが、物理形状が違う別系列です。電池は使い回せません。
- HP332D はブラシモータの世代。ブラシレス化された後継機(HP333D など)と混同して買うと、世代差で動作の安定性に違和感を覚えることがあります。
HP002G を検討中の人へ
HP002G を選んで OK な理由
- コンクリ径 10mm 以上のアンカー下穴を打つなら HP332D の 8mm では足りません。HP002G の 13mm まで対応する 40Vmax クラスのパワーが必要です。
- 木工 38mm の大径穴あけや、構造材への深穴あけが必要なら HP332D の 32N·m / 木工 28mm 上限では力不足です。HP002G の 65N·m / 木工 38mm が安心。
- 長期使用・現場で毎日使う前提なら、ブラシレスモータの HP002G が耐久性とランタイム維持で有利。HP332D のブラシ式は長期摩耗でメンテが必要になります。
- すでにマキタ 40Vmax XGT のインパクトや丸ノコを持っているなら、電池共通の HP002G で揃える方が経済的。10.8V スライド系は工具ラインナップが限定的です。
HP002G で気をつけたい失敗
- HP002G を「ハンマードリル代わり」に使えると期待すると失望します。SDS シャンクの HR244D / HR001G に比べて、コンクリ深穴での進みは振動ドリルでは劣ります。
- 40Vmax XGT は別電池規格。18V LXT 工具と電池を共用できると勘違いして買うと、別途 BL4025 / BL4040 を揃える必要が出てきます。XGT 電池は単価が高めです。
- 木工 38mm 穴あけは可能ですが、長時間連続だと電池の減りが早い場面があります。フルセット同梱の BL4025(2.5Ah)×2 で運用しつつ、必要に応じて大容量 BL4040(4.0Ah)を追加する人が多いです。
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よくある質問
用語ミニ辞典(初めて見る言葉があったら)
- ブラシレス
- モーターの種類。摩耗するブラシがないので寿命が長く高効率
- マルチボルト
- ハイコーキの 18V/36V 自動切替バッテリー規格
- LXT
- マキタの 18V バッテリー規格の総称
- AMPShare
- ボッシュ主導のバッテリー共有規格(フェイン等と互換)
- Powerstack
- DEWALT の高密度パウチ型バッテリー
- IP56
- 防塵 5・防水 6 等級。粉塵・水しぶきに強い
- N·m
- トルクの単位。ネジを締める力の強さ
- rpm
- 1 分間の回転数
- 打撃数
- インパクトドライバが 1 分に何回叩くか(bpm)
- トリプルハンマ
- 打撃機構の方式。3 つのハンマで効率よく回す
- クラッチ
- ドリルドライバで「これ以上締めない」を機械で止める機構
- Hex
- 六角軸。1/4 インチ Hex が主流の差込形式
- 角ドライブ
- インパクトレンチのソケット差込部(1/2 インチ等)
- BSL18xx / BSL36xx
- ハイコーキのバッテリー型番。先頭が電圧クラス
- BL18xx / BL14xx
- マキタのバッテリー型番